不安神経症の部屋

不安にとらわれ、悩んでいても1人で問題を解決しようとしないでください。自分のつらい気持ちを理解し、サポ−ト出来る人たちと対話を続けることが大切です。どうしても人はつらい思いをすると、心を閉じてしまい、そのことが自分のつらさをさらに強めます。またそのことが心を閉じさせ、自分の孤立感を強めてしまいます。私はこのフォ−ラムでの会員の皆さんのやり取りが、ともすれば閉じようとするわれわれの心を開かせる重要な手段と考えています。皆さんの積極的な反応をお待ちしています。

不安神経症、不安発作、パニック症候群あるいは不安神経症からアルコ−ル依存へと発展した方など不安神経症に関する多くの問題がここで述べられています。言うまでもないことでしょうが、一応教科書的に不安神経症をおさらいしておきます。不安神経症は不安発作(パニック発作)と予期不安からなります。不安発作には薬物療法が、そして予期不安には精神療法が必要だと現代の精神医学では理解しています。そんなに単純なものであるかどうかは疑問ですが、森田療法は不安神経症に効果を上げています。森田先生の論文を読みますと、外来でいわゆる森田先生の説得によって治った不安神経症の例が報告されています。治療の主眼はやはり予期不安を打破して、不安のままに行動をしていくことです。恐怖に突入することの重要性は、最近になって欧米でも不安神経症の治療の重要な点であると力説されるようになりました。ここでの体験談もやはり恐怖突入の重要性を経験したと述べられています。勇気を持って踏み込んでみること、それにはそのような体験をした人の体験談を聞いたり、アドバイスをもらうことも大切でしょう。